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iPhone 16のカメラレンズがiPhone 12に戻った?? 縦並びのカメラ配置を復活させたAppleの意図とは?

2024.09.14

みなさん、こんにちは! 開発のRedです。

今年もiPhone 16が発表されましたが、iPhone 16・iPhone 16 Plusについては背面のカメラ配置が大きく変わりました。

スクリーンショット-2024-09-09-9.52.43.png

今回発表されたiPhone 16では、背面の2つのカメラが縦並びに変更されました。

4年前に発売されたiPhone 12のカメラ配置によく似ています。

20240910_red_blog.png
参照:iPhone 16 、 iPhone 12 、 iPhone 16 Pro Max – Apple

まさか、カメラ性能がiPhone 12に戻った?? もちろん、そんなことはありません。

むしろアップグレードしているのでご安心ください。

<カメラを縦並びにした真意について>

Apple Vision Proには、空間ビデオという機能があります。

スクリーンショット-2024-09-09-11.01.27.png

これは、撮影した写真や動画を立体的に描写できるという機能です。

通常、カメラで撮影した写真や動画は平面です。これは1つのカメラで撮影しているためです。

スクリーンショット-2024-09-09-10.46.29.png

この図は、カメラ1つで撮影する場合とカメラ2つで撮影する場合の、物体(オレンジ色の正方形)の見え方を上から示した図です。

カメラ1つだと物体を正面でしか見られないのに対して、カメラ2つであれば、物体の左右側面を見ることができるのが分かります。

これにより、立体的な描写が可能となります。

人間の目と同じ原理です。

スクリーンショット-2024-09-09-11.12.18.png

iPhone 15シリーズでは、iPhone 15 Pro・iPhone 15 Pro Maxのみが、この空間ビデオの撮影に対応していました。

空間ビデオの撮影には端末を横向きにした時に、横に2つ並ぶカメラが必要になります。

iPhone 15・iPhone 15 Plusが空間ビデオ撮影に非対応だった理由の1つに、カメラの配置の都合もあったと思われます。

iPhone 16シリーズからは、iPhone 16・iPhone 16 Plusのスタンダードモデルでもカメラレンズを縦に配置することにより、空間ビデオの撮影が可能になりました。

これから毎年出るiPhoneはすべてカメラ配置が縦並びベースになると思われます。

以上、開発のRedでした!

このブログを書いたスタッフ

開発

れっど

家具メーカーでオフィス家具の設計開発デザインをしていたが、企画段階から量産化まで携われる仕事を求めて、2023年6月にトリニティ入社。週末はドライブしに行ったり趣味でDIYしたり、充実した日々を過ごしています。

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